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警察に通報しよう。
当たり前の事を・・・と言われるかもしれないが、未通報の事件というのは意外に多い。特に若者などの場合は、被害金額が少ないということもあり、面倒と感じたり報復されるのではないかという恐怖心から通報しないケースもある。
なかには警察は頼りにならないからと、うがった見方をする場合もある。たしかに事件の被害者は気持ちが高ぶっているし、警察官の対応に事務的なにおいを感じることもあるだろう。
また、最近の検挙率をみて、どうせ犯人は捕まらないだろうとたかをくくるケースもある。だが、犯人検挙は可能性はゼロではない。
また、保険を適用するためにも被害届けや調書は不可欠なものなので、こうした意味からも通報は迅速に行いたい。
盗品の原状回復は困難である場合が多い。というのもインターネットオークションや質屋などに流出するケースもあり、こういったときのために製造番号などのデータを手元に控えておくのもいいだろう。
特に問題なのが預金やカードである。盗難に気づいたら迅速に該当金融機関やクレジットカード会社に通知するのは基本である。
クレジットカードの場合は偽造も含めて、仕様明細が届いた時点で被害に気づくことも多いが本人が使用していないことを証明できれば、請求が取り消されることも多いので明細のチェックは要チェック。
問題は預金の場合。盗難カードや偽造印鑑などで引き落とされた預金に対して、金融機関で保障されるものは少ない。裁判に訴えたとしても銀行側の本人確認に対する落ち度などが認定されない限りは、返還される事も少ない。盗まれにくくすることも重要だが、暗証番号を悟られにくいものにする、届出印が捺印されていないものにするなどの努力が必要である。
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