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ガラスを強化するということは、割れなくするということではなく、われ落ちないとか突き破れない、大開口をあけにくいという風にすることである。大きな開口を短時間で開けれなくてはそこからの侵入できないだろうという考えにもとづくものである。そこでまず奨励されるのが合わせガラスということである。
最近では焼き破りといって合わせガラスをターゲットにしている手口も多くなってきている。これに対処するには補助錠の設置はもちろんだが、中間層に燃えにくい材質のポリカーボネイト板を使用したものや、耐熱などの超強化ガラスを併用した製品を選択することも検討したい。
また、突き破りによるサッシの枠からの抜け落ちを防止するために、できればガスケットによる固定ではなく、シーリング処理を推奨したい。そのためにも、シールが打てるような形状の枠があるのであればそちらの採用が良いと思われる。
断熱性能なども考慮したい場合は合わせガラスを使用したペアガラスなどが有効である。
その場合、問題となるのが、合わせガラス面を室内外のどちらに配置するかということである。これには両方の説があり、一概には言えない部分もあるが、室外側に合わせガラスを持ってきたほうが防犯的には効果があるという意見が優勢だ。
また、ガラスの強化策の一つとして「防犯フィルム(セキュリティフィルム)」と呼ばれるものがある。既存ガラス面に内側から貼り付けられるだけで、合わせガラスと同様の効果があるといわれている。
防犯フィルムは新しい防犯商品として紹介されることも多いが、実は最近開発されたというわけではない。従来からあるガラス飛散防止フィルムの厚いものである。通常の飛散軽減用途であれば、100ミクロン以下のもので十分だが、突き破り防止で考えると250~350ミクロン程度の厚さが必要とされている。
初期導入費用はあわせガラスと比べて安価ではあるが、寿命が合わせガラスより、明らかに短いのが難点なのだ。一般に建築用飛散防止フィルムは、内張りの場合で10年を目安にはりかえを行うことが必要とされている。これは(社)日本保安用品協会日本ウインドウ・フィルム工業会の指針による。
長期使用においては張替えのランニングコストを考えないといけないので、新築に近い段階で導入する時には考えなくてはならない。新築であれば合わせガラスのほうがメンテナンスフリーとして優位性があるというわけである。
また、施行に関しても海外では防災上の突き抜け防止のために、フィルムの施行は枠への飲み込みが条件とされている場合があるが、国内ではガラスの露出面のみにはりつけることで済ますことも多い。
特に海外の製品では防弾性能や爆風耐久性などを持ち出し、優位性を謳う場合もある。
ちなみに、官民合同会議の認定試験では、ウインドウフィルムについて2通りの納まりを想定している。一つはガラス前面に貼り付けそれを枠に納めたもの。もう一つはサッシガラス露出面に後貼りしたものである。どちらの試験方法で行われたものかわからなければ推奨される施行方法が確定しないし、重大な誤解を与えることになりかねない。
正しく施工すれば、打ち破りに対する効果は十分認められるし、原状復帰が可能であれで賃貸住宅での使用も可能なため、以上の点を考慮した上で、比較検討してもらいたい。
なお、ホームセンターで売られているクレセントの周囲にだけ貼るフィルムは、本当の簡易グッヅであり、まったく別のものと考えたほうが良いだろう。
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